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子ども・家族支援領域で働くスタッフ

児童養護施設ケアワーカーへ

■サービス内容:

本サービスは、子ども・家族支援の領域で働いているスタッフ(児童養護施設のケアワーカー等)とのスーパービジョンとなります。ご担当されている児童・家族のケース、職員間の課題、職員と児童間の課題等複数回にわたり扱っていきます。

5時間(300分間)を1回60分間、90分間、120分間の3通りで複数回ご利用いただけます。

■ケース例:

・不登校児が学校復帰を果たすまでの計画策定、園/医療/児相/学校/家庭による連携をベースとした計画から実行までのプロセスを併走するスーパービジョン

・退園前の児童に対する真実告知をどう行うかを模索するスーパービジョン

・特定のワーカーと特定の児童の間で起こるいつもの衝突を扱うスーパービジョン(ワーカー個人の未解決課題を投影している可能性、児童の親子間での課題に似ている可能性など多角的に紐解いてく)

■料金:

あなたの年齢と就労年月(給与)を勘案し、継続的なスーパービジョンを受けられる金額を

提示したいと考えています。(相談可能)

就労5年目未満のワーカー:5時間15,000円

就労5年目以上のワーカー:5時間20,000円

■背景

・私は児童養護施設での就労経験があり、ケアワーカーが置かれている状況は認識しています。夜勤も含んだ勤務時間の長さ、担当業務の多様さ、担当時間には8人の児童をひとりでケアする負担、児童が抱えるケースの深刻さ、簡単ではないワーカー同士のチームワーク、保護者との関係の難しさ、医療、学校、児相、教育相談、行政施設等、それぞれの異業種との連携に必要な知識が求められる難しい仕事でありながらも、園内からのバックアップは十分ではなく、ワーカー向けのメンタルヘルスケアの仕組みもない。精神的にも肉体的にも疲弊しながら孤軍奮闘するのにはあまりにも厳しい職場です。どれだけの熱意ある若いワーカーが志半ばで退職を余儀なくされたことでしょう。

 

・私がワーカーだったころ、園の外の有識者にスーパービジョンを受け続けていました。11万円という費用は決して安くない金額でしたが、必要だったと考えます。担当していた児の重要な指針を打ち出す場面などは、児童養護施設という特殊な環境の外の人間の客観的視点が役立ちました。園の外の世界とつながっていることは、園内のワーカー同士が一枚岩になって児童と関わっていくことと両翼で、ワーカーがバランスを保つための強い支えとなり得ます。

・児童養護施設という生活空間は大変に特殊です。ある意味、家庭と同じように閉じていて、力関係にヒエラルキーが存在し、関係性は固着しがちです。結果、偏った思考や視野に陥りがちです。

・また、職員間の力動、職員と児童間の力動、保護者と児童と職員間の力動。単純ではない多様な力動があなたに、児童に影響を与えています。そこに、あなた、保護者、児童、他の職員の未解決のテーマが複雑に投影され、時に巻き込まれます。その力動が行き交うシステムの中にいる当事者がその複雑な仕組みに気付くことは大変に困難です。

・それは児童にも大きな影響を与えています。児童個人の課題に見えても、外的環境が大いに影響を与えていることが実に多く、児童を理解するにおいて、児童を取り巻くシステム共々扱う必要があります。

 

・スーパーバイザーはあなたと児童を取り囲む外的環境があなたたちにどのような影響を与えているのかを見逃しません。それはあなたが見ているもの、感じていること、考えていることに風穴を開け、風に晒す機会となり、あなた自身のバランスを保つことに大いに役立ちます。力動に気付くことはあなた自身と児童のどちらの支援にもつながるのです。

 

・児童養護施設で奮闘していたあの頃の自分を支えるような支援をいつかは作りたい、ずっとそう考えていました。児童養護施設で働くあなたを孤立させず、考える時間を共に持つことで、あなたのおかれている立場や状況からのあなたへの影響を見極め、あなたの強みの見立てと開発を行い、担当児童のために必要な他の専門性との連携を構築しながら、状況の改善、問題解決へのステップを共に歩みましょう。

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