top of page

家族・親子関係の悩み

 異文化生活の悩み

家族・親子関係の悩み

 異文化生活の悩み

関係性からひも解く心理士と話そう

あなたのより良い選択を見守ります

よりよい選択までの流れ

カウンセリングの流れ

事前にメールでお話されたい内容の趣旨をお送りいただけます。
込み入った話の背景を事前に知っておいてほしい、そんなお客様の声から始めました。ご希望があれば送付ください。
■当日は、LINE通話でお話しください。チャットも選べます。
今日は選択日和 より良い選択までの流れ
事前メール
呼吸で準備
■体をほぐして五感を活発にし、呼吸を整えて、グラウンディングをし、お話しする準備をします
まずは体をほぐし、緊張を緩めていきます。ゆったりとした呼吸と共に身体感覚に焦点を当てます。今・ここにグラウンディングすることは、安心・安全にカウンセリングする準備となります。心に傷を負っている人は、不快な感覚に圧倒されることを恐れ、無意識に身体感覚が鈍感になっていることが多いもの。一瞬一瞬と変わりゆく体の様子を丁寧に観察することは安心・安全な感覚、自己コントロール感覚へと育て拡大していけます。​(この準備時間はわたしからのギフトです。次のお話から時間を計り始めます)
■最初に、カウンセリングに期待すること、現状とありたい姿を確認します
「今回はカウンセリングをどのような時間にしたいですか?」「この時間に期待することは何ですか?」「カウンセリングの後、どうなっていたいですか?」まずは、カウンセリングを受けるあなたの目的、意向を聞かせてほしいのです。それを尊重して進めます。目の前にある問題と、生きづらさに関わる長期的な問題(これらは根っこは同じ場合もあります)が並んでいる時、ご意向を確認して優先順位付けします。
■わたしは一切ジャッジはしません。出てくるままにお話ください。
「最近起こった具体的なことを聞かせてください」実際にあなたが抱える苦しさや悩みについて伺います。
カウンセリングの場で、話してはいけない話題はありません。感じてはいけない感情もありません。タブーはなし。わたしはあなたの感情を正しさで裁いたり、常識から評価したり、正誤で判断しません。カウンセリングはあなたのための時間です。安心してお話いただける時間です。
 
たくさん問いかけます。それに答えることは気付きを得て、自分を知る機会となるでしょう
「話すのは得意ではありません」そんな心配がある方、大丈夫ですよ。その旨をお伝えください。上手く話そうとしない大丈夫。こちらからたくさん問いかけます。「今どんな場面を思い浮かべていますか?」「その時何を感じましたか?」あなたの内側から出てくるものを、感じていることを聞かせてほしいのです。
あなたは質問を受け取るたびに、自分自身に問いかける時間を持つことになります。
「その優先順位は今のあなたの幸せと一致していますか?」「欠点?それは見方によってはこんな強みに見えますね。そういわれてどう思いますか?」「こうでなければならない!とおっしゃいましたが、それはあなたの声で聞こえていますか?それとも他の人の声できこえていますか?」
その過程は、思い、言葉、行動、考え、現状を改めて見つめ直す機会となるでしょう。自分の思いを言葉にしてみて初めてその存在に気づくこともあるでしょう。
「自分がこんなふうに思ってるなんて。気づかなかった」「自分の幸せにつながらない価値観を握りしめていたんだな」「苦しみの根っこはこの考えが絡みついているみたい」自分の価値観や考え、こだわりを見直す機会となるかもしれません。
「あの言葉を聞くと攻撃されたように感じてとっさに反応していた。これは今回だけじゃない」無意識の癖に気付くこともあるでしょう。
「自分が何を感じているのか、ぼんやりしててピンとこない」感情が鈍感になったり過敏になったりする特定のテーマや場面があることに気付く方もいるでしょう。
「人間」人の間でしか生きられない生き物。すべては人間関係の中で起こります
あなたの抱える悩みは人間関係の中で起こっていませんか?人間関係の中で起こることを扱うにはカウンセリングがぴったりなのですカウンセリングの場に、あなたが抱える問題がそのまま立ち現れ、わたしとあなたの間に起こることはあなたのテーマをひも解く大切な材料となりえるのです。
■お話を伺っている最中に、わたしに現れる反応を使います
あなたのお話の最中に、わたしの内側から湧いてくる違和感や疑問、その場にふさわしくない感情やひらめきや直観のようなものをそのまま使うことがあります。時折あなたに示したり、あなたに意見を聞いてみたりします。例えば、「今突然、鳥肌がたちました。あなたは何を体験されていますか?」「あなたはこの話題に入った途端にとても早口に変わって、聞いているわたしは何か急かされているような落ち着かない気持ちになりました。今あなたはどんな気持ちでいますか?」などなど。
関係性から紐解く心理士として、カウンセリングという関係性で起こることを活かしてあなたの気づきへとつなげていきます。
■聞くのは言葉だけではありません
あなたの言葉だけではなく、内容、表情、声色や呼吸、息をつく間合い、体の動きや強張り、後ろに横たわる思いに、あなたの全体性に耳を傾けます。

「肩のあたりにこわばりが見えます。そこにあるのはどんな感情ですか?」「今の言葉と表情にズレのようなものを見た気がしました。そう言われて何か思い当たることはありますか?」
 
あなたの身体感覚と感情、思考の相互作用を意識しながら、あなたの全体を耳を傾けます。

カウンセリングの最中に、突如として、咳やひゃっくり、げっぷといった身体の変化が始まり、続くことがあります。その様子を見るたびにわたしにはあなたの体の声が聞こえくる気がします。「言いたいことがあるの。聞いて」と。そんな時は言葉を授け、耳を傾けてあげるのです。そんなふうに、体の深いところからテーマが自然と出てきてくれることはよくあります。
​■長らくあなたに影響を与えてきた根深いテーマは取り組む準備ができた頃に自然と湧いてきます
あなたは幼少期の体験について思い出したり、幼いころから疑問に思ってきたことをふと話題にしたり、小さい頃よく見ていた夢について話したり。あなたの奥にずっとあったテーマの存在が日に日に大きくなるのを感じることがあるでしょう。あなたがそのテーマを扱う準備ができつつあるしるしです。
そんな時、わたしは問いかけます。「この話を今日このまま深めていくことができます。それとも日を改めてお話いただくこともできます。このあとのご予定、今抱えている他の状況を考えて、あなたが決めることができます。どうしたいですか?」わたしはあなたの意識的な選択を尊重しながら進めます。
今まで話す機会がなかったテーマについて話す時、抑えていた記憶があふれ出し、触れてあげなかった感情が噴き出てきてあなたを圧倒するかもしれません。大丈夫。大丈夫。恐れることはありません。それはすべてあなたなのだから。あなたの一部だから。ひとつひとつ丁寧に触れてあげましょう。耳を傾けて、声を聴いてあげましょう。あなたがあの時、感じきれなかった気持ちを、置き忘れてきたあなたの一部を、取り戻し、あなたの中に統合してあげる時がきたのです。

■過去の出来事・経験を言葉にする中で起こる「変化」と「気づき」
記憶を手繰りながら、経験を言葉で紡ぎながら、よりしっくりくる言葉を選び、何度も言い換えながら、ご自身の経験を言葉で語るプロセスの中で、経験は変化を遂げていきます。これはとても不思議なことなのですが、どうやら語るということはとてもパワフルなことのようなのです。「経験を言葉にするプロセスで、覆い隠されていた過去の経験の新しい側面が浮き上がってきて、わたしたちは新しい気づきを得ることができるのです」*Gendlin(1973)。
■そのつらい出来事をサバイブしてこられたあなたの強み・リソースへの気づきへとつながっていく。
かつていた場所であなたはあの苦境をどうサバイブしてきたのでしょうか。​「そのつらい中でもがんばってきたあなたを支えてくれていたものはなんでしたか?」それらを思い出すことは、今、改めて、あなたの長所・強みに気づき、意識的に再びつながる機会となるでしょう。深い癒しが起こっていくことでしょう。
■経験の意味付けが変わってくる:もうひとつの物語を語れるあなたになっていくでしょう 
過去を思い出しながら、その出来事に伴った感情、感覚に基づいて言葉を探すことで、その経験の、出来事の意味付けそのものが変化し始めるでしょう。「ひとりぼっちで居場所がなかった子ども時代」が「いくつもの強みを生かしてサバイブしてきた静かで力強い歩み」へと。「よくがんばって超えてきたね」と自分をねぎらう気持ちが湧き、自分への信頼が生まれてくる。Alternative Storyもう一つの物語を語れるようになることは、自分自身が本当は何者であるのかを知っていくプロセスと言えるでしょう。そしてそれは、深い癒しへとつながっていくことでしょう。

■あなたが持っている選択肢の多さに気づくでしょう
ここまでの歩みそのものが違う意味を帯び、ご自身の強みと再びつながったあなたが、改めて今ここから、ご自分を取り巻く現状を見直してみると、まるで見え方が変わっていることにお気づきになるでしょう。活用できる資源・リソース・選択肢が多いことに気付くでしょう。一方であなたにとってマイナスなものと距離を取る方法にも目を向けられるでしょう。
 

■あなたの望む考え方・行動を暮らしの中に増やしていけるでしょう

あなたが育てていきたい新しい考え、行動、優先順位を、今日からできる具体的な形へと落とし込むため、カウンセリングの場で一緒に探し、増やしていく作戦会議とロールプレイができます。それを日常生活で実践してこそ、あなたの一部になっていきます。時に宿題のように新しいノートを用意し、日常での実践を記録をしていきながら、日常の延長であるカウンセリングの場で振り返る。そんな粘り強い積み重ねは有効でしょう。認知行動療法がこれにあたるでしょう。

■自己コントロールできている感覚を取り戻す

意識的な日常を積み重ねている頃、あなたは自分と周りを中庸な視線で、極端なネガティブさなしに見る力を有しているでしょう。困難な場面でも慌てずに状況を判断して、助けになる必要なリソースを選び取り、時に時間を自分に与えながら、人に手を借りることも選べる。日常に起こる出来事を越えていける総合力が備わっていることでしょう。自己コントロールできている感覚を手にしていることでしょう。
■あなたが今を鮮やかにしっかり感じられるようになっていくと、相対的に過去が薄れていくでしょう
今、ここを意識的に生きている時間が拡大していく。それと相対的に過去の出来事の存在が徐々に小さく感じられることにお気づきになるでしょう。遠くへと薄らいでいくのです。
■自分とともに、生きやすさとともに。自分らしく在れなかった時の経験が生きてくる。
「幸福とは、考えること、言うこと、することが調和している状態である」ガンジーの言葉です。わたしはこの言葉が好きです。自分が考えていることを観察できて、それとズレていない言葉・行動を丁寧に選択できている状態は、あなたがあなた自身を大事にできている幸福な状態そのもの。とても心地よく、自由で平和な状態といえるでしょう。そしてそれは、かつてそうではない状態にいたからこそ、より鮮やかに感じられるのではないでしょうか。
自分の内側の光に焦点をあてながら丁寧に暮らすあなたは、内側の状態がそのまま映し出される外側へ、キラキラきらめく世界へと歩いていくでしょう。あなたの最初の選択は、次の選択へと続いていく。人生は選択の連続です。
■カウンセリングは出会いそのもの
その日のあなたに出会って、その日のあなたにしっくりくる、その日だけのカウンセリングを共に創り上げる。そんな気持ちで、その瞬間、あなたの前に座っています。あなたに出会っています。​
あなたのお話を伺えるご縁がありますことを願って。
 
あなたとゆるやかにつながり、共に生きながら、共に喜び合いながら、あなたの選択を見守ります。
​​今日は選択日和 いのうえ
おすすめする訳

「今日は選択日和」をおススメする訳


■信頼できる聞き手です
・あなたのペース、その日の状態を尊重しながら、安心・安全な時間を提供します。

・医療・行政・児童福祉領域で親子/母子/夫婦/対人関係の心理相談をしてきた、経験豊かな聞き手です。他機関と連携した支援を多数経験してきております。必要に応じて行政や医療、女性支援団体のサービスへとおつなぎします。
 
・2か国で海外生活を経験しています。多様な価値観やバックグラウンド、家族観を前提にお話を伺います。
 
・12年の民間企業での就労経験(金融・教育・IT)を経てこの領域にいます。ワークライフバランスやキャリア、求職や転職、異動や休職、職場での人間関係といった就労のテーマも感度高くお話を伺えます。

・あなたのペース・頻度を尊重します。1回で終了される方もいれば、最初の2,3週間にぎゅっと5,6回のカウンセリングで終了される方、週1回、月1回、半年に1回のペースで数年続けられている方、2年ぶりに再訪くださる方、7年以上に渡ってお話を続けている方。ここには信頼に基づいた多様で自由な関係があります。

・カウンセリングでは、現実問題への実質的な対処と過去の出来事によって傷ついた心のケア、その両輪のバランスを大切にしています。日々の暮らしのなかで状態が改善していくのを感じていただけるよう、ご希望を汲みながら一緒に進めていきます。
 
・呼吸法(丹田呼吸法・横隔膜呼吸法・太陽神経叢呼吸法 他)を取り入れています。弓道(立禅)とヨガ、水泳を長く続けてきたことで呼吸の大切さを実感しています。意識的な呼吸はあなたが「今、ここ」に心強さと落着きをもって存在する手助けとなります。カウンセリングの中で、呼吸を通して身体感覚をしっかりと味わうことを重ねるにつれて、暮らしの中で不安や恐れを感じるような局面で、呼吸を意識的に使えるようになり、それはあなたを支えてくれる心強い味方になることでしょう。「体が心を守ってくれること」「体を味方につけること」を日常の中でも体感できるようになるでしょう。「今日はカウンセリング(お話)はせずに、呼吸とイメージングでリラックスを拡大させる時間にしたい」そんなご予約もいただきます。呼吸法をカウンセリングに取り入れている背景にある経験や理論はこちら

・脳神経学、神経心理学、神経生物学、身体性心理学、心身医学、身体構造といった近隣領域を学び続けながら、多種多様な心理療法と共に、オンラインカウンセリングという場にどのような形で応用して取り入れることができるかを考え続けています。カウンセリングの冒頭で体を動かす中には右脳左脳のバランスをとるねらいがあり、呼吸法はとても深い部分の脳、脳幹へのアプローチを可能にします。思考をつかさどる大脳新皮質だけで届かない、あなたの全体性によってだけ触れることができる気づき、起こすことができる癒しのために準備をしています。多様な領域の学問、複数の心理療法の知識と経験を生かした統合的心理療法がわたしのスタイルです。

■ご自宅からLINE通話でお話できます
・安心できるお好きな場所からお話いただけます。慣れない個室で話すよりも落ち着けると好評です。
・外出する時間と交通費が省けます。料金は場所代を引いた額で提供しています。
・家を空けられない事情のある方(乳幼児を抱きながら・介護の合間に 等)に好評です。
・話すよりも文字にしてまとめるほうが伝えやすい方にはLINEチャットもご利用いただけます。
 
■時差を使って、日本の夜の時間帯にお話できます
​・不安になりがちな夜にお話ができます。
・一日の終わりに自分のための時間が持てます。「あとは寝るだけ」お風呂上りのパジャマ姿でお話される方もいます^^

■カウンセリング例:
・お話を伺いながら、あなたが用いる言葉、ご自身の話の順序、お話の内容全体から、あなたが内/外的に有する多角的な強みとその特徴、そのどこが弱ってしまっているのか、あなたの認知、感情、身体感覚などいろんなチャネルへと問いかけ、反応に耳を傾けます。いろんな角度からいろんなあなたを引き出しながら、あなたの中を統合していくように進めていきます。

インナーチャイルドを癒すワークを行うことができます。「まだあの場所でたたずんでいる幼い頃の傷ついたあなたを癒しにいく」インナーチャイルドケア。安全と安心の確保と共に軽催眠を用いた退行療法によって。他に潜在意識にアプローチするいろいろなワークがあります。あなたに合う形でご提案していきます。

・あなたのなかに相反する考えが衝突している時、なにかしたいことがあるのに、常につきまとう罪悪感や自信のなさがあなたの邪魔をして挑戦できないでいるならば。あなたの深いところ、つまり潜在意識の奥深くへと「いろんなあなたに会いに行く」ワークをご提案することができます。あなたの中で葛藤し分断しているいろいろなあなたのひとりひとりに話を聞きに行くのです。そして程よい具合に、いろんなあなたをゆるやかにひとつに統合していくことで、落ち着きと安定感を感じられるあなたになってけるでしょう。


・「言葉にして語るのはあまりにも辛い」そんな強烈な感情は過去の出来事を言葉で話すことなしに癒していくことができます。イマジネーションや色・絵・体のポーズで気持ちに触れていく体験的なアプローチ。感情をあなたから取り出した(吐き出した)色や絵は、ご本人のご希望を尊重しながら、燃やしたり、川に流したり、大切な人に預けたり。それはリチュアル(儀式)のような時間。言葉なしであなたを癒しへと導いてくれることでしょう。

アートとイメージングを使いて安心、安全を拡大していくことができます。近すぎる人間関係で苦しんでいる方には、他者との境界線(バウンダリー)を引き直すことで自分を守る安全な距離感を創造することができるでしょう。

・認知・思考に焦点を当てる方法は、生活の中で対処なければならない具体的な課題がある場面で有効です。その問題が起きやすい状況、パターンを点検し、それぞれの場面での苦痛や感情を可視化できるスコアで数値化し、把握して変化を見ていくことができます。必要があれば苦痛や恐怖を脱感作して解放していきます。一方で、あなたのお持ちの強みやリソースを再度点検し、それらを生かした具体的な対処法・行動を検討していきます。それは作戦会議のようなカウンセリングになるでしょう。
*ご希望があれば、認知行動療法、認知処理療法などの手順・回数・課題/宿題など枠組みがしっかりした心理療法をご提供することもできます(新しい自分に出会いたいワクワクするカウンセリングを希望の方にはお勧めしません)。

​・このようにあなたの認知、感情、身体感覚、いろんなあなたの側面を統合させていくことを目指していろんな心理療法を用いてます。他にも呼吸法やタッピング、フォーカッシング、フェルトセンス、アートやカラー、イメージング、言葉を用いた多様なワーク、心理療法や技法をその日のあなたの様子にあわせてご提案しますので、オーダーメイドのようにお選びいただけます。そんな統合的カウンセリングがわたしのスタイルです。その日のあなたと共に、あなたにしっくりくるその日だけのカウンセリングを共に創り上げる気持ちで、その瞬間にあなたの前に座っています。あなたに出会っています。
呼吸が大事
IC
いのうえさん

いのうえさん

カウンセリングは出会いを共に生きること。

あなたの中に光を見つけて共に喜びあうこと。

内なるきらめきがそのまま映し出される世界へと歩みを進めるあなたの選択を見守ります。ゆるやかにつながりながら。

井上智香子 いのうえちかこ

家族・親子・夫婦といった関係性からもつれをひも解く心理士

親子関係の悩みLINEで心理士と話そう!今日は選択日和

活動のフィールドは幅広く、精神科クリニック・PTSD外来、 産婦人科・産前産後うつケアチーム、児童養護施設、子ども家庭支援センター、保健所乳幼児健診、保育園において、家族にまつわる心理相談を担ってきました。医療、行政(地域社会)、児童福祉領域において予防から治療、社会復帰へのリハビリまでの多面的な家族支援の形を日本で経験してきました。家族のチャレンジに伴ってヨーロッパで暮らし始めてからは、異文化の中で個人と家族が十全に機能できるように、異文化適応のテーマも担っています。日本、世界各国で暮らすみなさんとLINE通話でカウンセリングをしています。臨床心理学修士です。

 

大人も子どもも「自分」になっていく、自分たちらしい「かぞく」になっていく。その緩やかな変化を併走しながら見守りたい。そんな思いで始めたのが「今日は選択日和」です。

いのうえさん:

こう呼んでください。あなたの選択を見守り、共に喜び合う存在として併走するために。

いのうえからのメッセージ -
00:00 / 00:00

■いのうえさん 歩み:

 1970年代生まれ。父母、祖父母同居の家庭で、二人姉弟の第一子長女として首都圏で育つ。小・中学校は公立、部活は水泳部。高校は普通科、高校から都内へ通学。大学(学士)では、英文科で比較文化論を専攻。卒論のテーマはPostcolonial literatureとfeminism (植民地支配後の文学とフェミニズム)の掛け合わせを選び、英文で作成。部活は弓道部。卒業後は実家を出て、10年以上の間、企業(金融、教育、IT)で魅力的な仲間たちと共働する喜びを経験しました。

 その間に、とある関係性の中で自身が枯渇した経験と、別の関係性の中で息を吹き返した経験によって、人は関係性に大いに影響を受けることを思い知り、探求を続けていきます。関係性から紐解く今のスタイルはここから始まっています。その過程で出会った哲学書の中で心理学(フロム、フランクル、ミンデル)にたどり着きます。そして、自分の抱えていた問題は自分が育った環境・家族関係に大いに影響を受けていたことに気付き、心理学・家族関係学に惹かれていきます。

 

 周りにいた多様な考え方を持つ健やかな人たちとの関係・つながりからエネルギーをもらい、ゆっくりと自分を育てながら気力を取り戻した経験から、人が背中を見せ合い、つながり生きる場所に身を置き、それを仕事にしたいという思いへとつながっていきます。「テーマは家族つながり。それをどこでやろうか」。いくつもの団体やNPOの活動を見て回る時期を経て、家族支援、地域活動、人育ち、のあたりに何かやりたいことがありそうだとの予感を携えて企業を退社しました。

 子どもと家族をまるっと包み込み共に育ちあう、地域にしっかりなじんだ保育園「大きな木保育園」に出会い、園でのボランティアから新しい歩みを進めました。保育園での日々と並行して「家族支援に伴う専門性を得たい」と家族関係学を学べる大学院にて臨床心理学修士号の学びを始めます。

  社会人向けの大学院に通いながら、血縁によらないつながりで子どもを支える児童養護施設で働きました。家族に縁の薄い子どもたちと日常生活を共にする中で、彼らの育ちと暮らしを支え見守りながら、一方で、子どもと離散した家族とのつながり、血縁はないけれども縁があってその子を気にかけてくれる大人たちとつながりを強くし太くしていく役割を担いました。施設を巣立った後に彼らを支えるつながりやリソースが彼らを緩やかに支えることをイメージして。そんなつながりを育てていく気持ちで。修士号取得のアカデミックな学びと、子ども・家族に関わる領域での現場経験を同時に積み上げる、理論を経験しながら思考する走りながら考える現場主義で関わった人・家族との間で体験知を重ね、その歩みを続けます。

 修士論文のテーマは“THE POSSIBILITY OF THE INTEGRATED APPROACH FOR PTSD, COBINING THE NARRATIVE EXPOSURE THERAPY, EMDR AND MINDFULNESS BASED ON PORGES’S POLYVAGAL THEORY” 「PTSD治療にナラティヴ・エクスポージャー・セラピーNETとEMDR,マインドフルネスを併用したPorgesの多重迷走神経理論を軸にした統合的セラピーの可能性について」脳神経学の理論を軸に、各チャネルにアプローチする多種多様な心理療法をPTSD症状の病床水準に合わせて、統合的に用いることよってPTSDを完解に導く手法を検討した展望論文にて、首席で修了。

 児童養護施設で働く中で、施設に暮らす子どもの安定に、離れて暮らす家族の存在が強く影響を与えていることを目の当たりにしました。親の不在が与える影響力の強烈なまでの存在感は、親が会いに来られる状態にもかかわらず施設で暮らしている子どもに一層色濃く見られました。1年に52回の週末、親を待ち続けて裏切られており、その子が求めているのは他の誰でもない親だという厳然たる事実。一緒に暮らせない事情を解している子、親がいない子とは違う複雑さがありました。また家族という閉じた関係性の中で起こる出来事、受ける傷の大きさと深さ、世代をまたいで人に与える影響力を目の当たりにしました。母親を支援することが結果として子どもを支えることにつながること。それには、母自身が抱える傷を癒し、母自身が受けてきた養育にまつわるテーマを超えて、力をつけていくという大きなチャレンジの必要性を感じました。

 そこには母親たちが被害者として、時には加害者として負った傷、長きにわたるDV・虐待といった家族のなかで起こる問題を避けては通れない現実がありました。それに対峙する力をつけるために、トラウマ治療に長けた外来専門の精神科「こころとからだ・光の花クリニック」にて1年の実習、修士課程修了後も心理士として働く中で、家族関係に起因した出来事によるトラウマ症状を抱えるクライエントさんを多数担当してきました。そこでは母親たちが自らの被害者性を癒すことなしに、彼女たちの加害者性を扱うことはできない事実を知りました

 「医療につながるまでの間、この家族が何らかの支援につながる機会はなかったの?」この問いが予防への関心とつながり、その場に身を置きました。核家族化する都心部の暮らしは「家族、母子が孤立化する」ことに起因して、夫婦関係、母子関係が固着化し、機能不全に陥るという現代家族の問題がありました。産婦人科では産前産後メンタルケアチームに属し、子ども家庭支援センター・保健所では地域の子育て家族と緩やかにつながることで、家族関係に起因した問題を早期発見・早期介入による予防段階での家族支援を経験しました。その実践から知ったことは「本当に孤立化している人は行政の施設に自分からはいらっしゃらない」ということ。アウトリーチ(おうちへ伺う)を拡大していく必要性を強く感じました。地域社会に優しいまなざしを投げかけあえるような緩やかで気楽なつながりの必要性を感じました。

 一方で、予防から治療・社会復帰のリハビリまでの領域での現場実践を通して、いくつか掴んだ手ごたえがありました。安心と信頼を土台とした継続的な対話、カウンセリングの中で、思考、感情、身体感覚、つまりその方の全体性によってご自身の過去の傷となっている体験に触れること、それを語り、感じ、紡ぎなおしていくことは主体的な感覚を取り戻し、ご自身を統合させるプロセスとなること。だんだんと自分そのものにとどまっていられる時間が拡大し、自分への気付きを重ね増やしていき、自分が有している強みやリソースに再びつながっていけること。ご自身で意識的に選択する力をつけてゆき、その方が有する家族・対人関係に変化を起こしていけること。こんなプロセスの中で、その方の表情や言葉に気力が戻り、活動の幅がだんだんと広がっていく変化を、驚きと尊敬の気持ちで見守らせていただく機会がいくつもありました。

 対話の開始がより早期であれば、より短期で状態が上向くことも経験しました。これらの経験から医療以外の暮らしに近い場所で、いかに早い段階で専門性の伴う支援に出会えるか。その機会が増えていくことが家族支援領域を強化できるポイントだと仮説を立てました。

 

 渡欧を期に個人で仕事を始めるにあたり、今までの経験や気づきを大切に汲み取りながら、既存にはないサービスを始めたいと思いました。医療では扱われない家族関係・関係性に特化した「医療やカウンセリングに出向いたことはないけれど、日々をお困りを抱えながら暮らしているの人たち」の元へ軽やかに届くようにと、インターネットを活用したアウトリーチができるようにと、LINEでのオンラインカウンセリング「今日は選択日和」を始めました。


 2か国での海外生活の出会いの中で新たなテーマが加わりました。異文化適応にまつわる困難が家族関係・個人に大いに影響を与えているケースにいくつも出会いました。家族には新しい地域で孤立化するリスクが伴います。新たな地でつながりをゼロから作り直すプロセスは異文化という壁もあって、膨大なエネルギーと時間を要します。大人は大人で、子どもは子どもの世界で、強くストレスを感じて自身のバランスを崩すこともあるでしょう。それが国際結婚であれば、どこを生活の拠点にするのかによって、家族の中の関係にも影響が出るでしょう。誰かが力を奪われることが起こる背景には、異文化生活に移行する中で、元来のレジリエンスから切り離されてしまったこと、かつてのバランスが崩れてしまったことが一因にあるでしょう。異文化の中で、ご自身が元来お持ちのレジリエンス・強みを再び思い出しながら、新しい地域、環境にある別のリソースを見つけてつなぎ直すことで新しいバランスを作り直すようなサポートしていきます。

 異文化生活の中で、あなたご自身を十全に機能させながら主体的な感覚を取り戻し、今を少しでも軽やかに生きられたら。あなたが元来お持ちの光を思い出し、今の場所で再びあなたらしさとつながり直すこと、再統合していくことを目指してカウンセリングを提供しています。

 このように、わたしの歩みは理論を現場で実践すること経験することで思考するという経験主義的なもので、変化の連続です。そして、これまでの歩みは、ひとつひとつの手触り感のある出会いでできています。それらの出会いの中で学びをいただき育てていただきました。そして次の出会いへとつながっていく、そんな歩みだと感じています。次はどなたとのご縁をいただけるのか。それを楽しみにしながらこの歩みを丁寧に続けています。

 ひとりで抱えるには苦しみや不安が大きすぎる。そんな時はご連絡ください。隣であなたの気持ちに一緒に触れることで、何かお手伝いができるかもしれません。出会えるご縁であることを願って。

今日は選択日和 いのうえ

  • Facebook Social Icon
よくある質問に戻る

よくある質問

■カウンセリングの予約について
Q. お話できる時間帯はいつですか?
A. 日本:平日と土曜17:00~朝方5:00、EU中央(GMT+1):平日と土曜9:00~21:00が基本の時間帯です。他の地域にお住まいの方は、お気軽にお問い合わせください。
Q. 当日予約はできますか?
A. 初回の方は翌日以降で調整させていただいております。2回目以降の方は、空きさえあれば当日予約をお受けできます。
Q. 話してみないと相性が合うかどうか心配です。お試しできますか?
A. ご安心ください。初回は20分間の無料お試し時間を設けています。20分間話した時点でそのまま継続するか、終わりにするか(無料)を決められます。
Q. カウンセリングは何分間からお話できますか?料金も知りたいです。
A. 初回の時間と料金については以下の通りです。

・無料20分+40分(計60分間)で50€・6,000円

・無料20分+60分(計80分間)で80€・9,000円

それ以降は10分 13€・1,500円で延長が可能です。

・2回目以降は60分 80€・9,000円以上からご予約お受けしております。延長は+10分ごとに+13€・1,500円でお話いただけます。

海外在住の方と日本在住の方それぞれに価格設定しております(2024年11月より現価格)。

海外在住の方には 価格にてお支払いいただいております。

・土日のカウンセリングは休日料金として上記の料金+15%上乗せさせていだきます。
・問題を抱えてらっしゃる方がご本人ではない場合(お子様やご家族に関してのご相談)、ひとり分のお話を伺うことではおさまらないことが多く、90分は要すると心づもりいただくのがよいかもしれません。
■支払いについて

Q. 支払い方法を知りたいです。

A. カウンセリング後の後払いとなります。銀行振込(三菱・新生・楽天・ゆうちょ・仏LCL)・Paypal(クレジットカード)・WISE経由が選べます。(銀行口座、カードをお持ちではない学生さんはご相談ください)

メールカウンセリング
Q. 医療費控除は適用になりますか?
A. このサービスは医療行為ではないため、日本を含めた各国の医療控除の対象外です。
  ご加入の個人保険が心理カウンセリングをカバーしている場合は領収書をお出しできます。(日仏英語)
■カウンセリング全般について
Q. 匿名でもお話できますか?
A. ご安心ください。ニックネームを使ってお話しましょう。
Q. 話した内容の秘密は守られますか?
A. ご安心ください。お話の内容ならびにあなたの個人情報は、守秘義務に基づいて順守され、第三者に開示されることはありません。ただし、あなたが自分を傷つける可能性がある時、あなたが他の人を傷つける可能性がある時は、この限りではありません。
Q. どのようにLINEでつなぐのですか?
A. LINEのIDまたはQRコードをお送りいただきます。

Q. LINEの接続がうまくいかなかったり、途中で切れた場合は、時間はどうなりますか?

A. ご安心ください。接続が安定してから、時間を計り始めます。音声が中断した場合は時計を止めて、接続が安定してから、再び計り始めます。

Q. LINE通話カウンセリングは、ビデオなし、音声だけでできますか?

A. 大丈夫ですよ。音声だけでお話いただけます。一方で、ビデオ通話だからこそできるワークもあり、カウンセリングの幅は広がるでしょう。その場合はこちらからご提案します。相談しながら進めましょうね。

Q. 当日話の流れで、延長したい時は延長できますか?

A. 大丈夫ですよ。十分な時間の余裕をもってご予約をお受けしております。そのまま延長をお受けできます。延長に入る前に、延長の意思を確認しますのでご安心ください。延長料金:+10分間延長で+13€・1,500円。

Q. 何か特典はありますか?

A. はい。①初回は20分分無料をお使いいただけます。②高校生には2回目以降にご利用いただける高校生割引があります。

Q. キャンセルはできますか?

A. 何らかのご都合で、ご予約日時にお話ができないと分かった場合は、前日の夜までにご連絡ください。別の日時で改めて調整しましょう。24時間前に行う最終確認以降のキャンセルはご遠慮いただいています。ご連絡なしでご予約時間を迎えた場合は30分間待機し続けます。その分の40€・4,500円をキャンセル料としていただきます。

■文字によるカウンセリングについて

Q. 家族が家にいて話しにくいです。チャットで相談することはできますか?

A. LINEのチャットカウンセリングをお受けできます。LINE通話カウンセリングと同じ時間/料金で、事前にご予約をいただく形でお受けしています。チャットカウンセリングでは1時間はあっという間に感じられるそうです。短くても1時間は必要だろうと思っていただくのがいいかもしれません。

Q. 話すより文章のほうが伝わる気がします。空いた時間に気持ちを書き溜めたいです。メールで相談することはできますか?

A. 現在メールカウンセリング単体でのご新規は受け付けておりません(2020年10月より無期限)。通話カウンセリングとの併用でのみ、メールカウンセリングをお受けしております。

2往復(あなた→わたし→あなた→わたし→あなた)50€・6,500円です。

あなたのご都合のいい時に、いつでも始めていただけます。わたしからのお返事は24時間以内を目安にお返しします。

 

通話とメールカウンセリングの両方を組み合わせて活用される方が多数います。例えば、以下のようなご要望がありました。

例1:次の通話カウンセリングまでの間に、実生活の中での気付きや変化をメールで扱いたい。

例2:メールカウンセリングでは日常の生活のつまづきを見直し改善するコーチングをしてほしい。通話カウンセリングでは職場での対人関係のトラブルについて話を聞いてもらいたい。

支援者向けサービス

子ども・家庭支援領域で働くみなさんとの協労

bottom of page